Sista-Kとの出会い☆その14
映画『たいようのドロップキック』のルーツを語る連載企画の14回目。
さて、後に映画主題歌になる『Just like you』のPV制作の打合せでSista-Kの自宅を、私・日浦と【TEAM 9 NINE】メンバーの大地の二人が訪れた際の話。
Sista-Kから『Just like you』の曲の「Riddim」制作者から曲をドンドン売っていって欲しいとお墨付きを貰ったという話から、当初、家族のためのプライベートな内容になるはずだったのが、本当の意味でのPV(プロモーションビデオ)の制作にと話が変わってきたというお話でした。
そして、Sista-Kからある提案がありました。
ドラマ的な要素を強くしたい
ということでした。以前、Sista-Kの息子・松田花くんはテアトルアカデミーという事務所に所属した子役であることは書きました。そもそも、Sista-Kとの出会い自体も、私がたまたま参加した短編映画の子役の代役として、たまたま彼が送られて来たという偶然の重なった不思議な繋がりでした。
元々、『Just like you』のPVにはSista-Kのお父さんと息子たちを登場させて撮影するつもりだったので、それならば役者を目指す息子に、良い勉強となるようなドラマ要素を、ちゃんと台詞も聞こえるように入っているように作ってはどうか、ということでした。
我々【TEAM 9 NINE】は元々脚本家の集団です。
ドラマを書くことが私たちの本業ですから、この申し出に否という答えはありません。そして、ドラマを書くためにも、この『Just like you』という歌のテーマ、内容に深い理解が必要になります。
何度も書いていますが、この歌には癌で闘病中のSista-Kのお父さんと彼女自身の息子たちへの思いが爆発してできた歌です。
もし私に明日が来なくなるその前に…
伝えたい思いの核心にあるものは?
私も大地も、歌詞を聴いて疑問に思っていることをぶつけていきました。
To be continued!
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【その15へ続く】