Sista-Kとの出会い☆その2
映画『たいようのドロップキック』のルーツを語る連載企画第2回目。
そのルーツは2016年に製作されたショートムービー『二十才のお酒』という作品にあることは前回述べました。
実はこの作品は、シナリオ・センター大阪校という私・日浦が通っていたシナリオスクールの創立40周年企画で開催された【上方・わが町ショートシネマフェスティバル】というイベントで上映するために製作されたものでした。
大阪校に在籍する、または在籍した脚本家・またはその卵たちが、自らの脚本を8分間の映像作品にして、大阪・中之島にある大阪市中央公会堂大集会室の大スクリーンで上映するという物凄い企画で、9つのチームに別れて製作し、会場にいる観客の投票で優勝を争うというものでした。しかも、優勝すると賞金20万円(!)。
普段、脚本を書いている人間たちが映像を製作する。
全く慣れない段取りや作業を担っていくことは、やったことのない人たちにとっては大変な苦労だったことでしょう。
ってどこか他人事なのは、私は元々仕事で映像制作をしていたので、現場にも編集にも少しばかり慣れていて、それで2作品の監督までやらせていただいていたんです。しかし、やはり段取りもわからず苦戦しているチームもありました。
この『二十才のお酒』のチームもそういったチームの一つでした。
監督を決めるにも撮影や現場の経験のない人ばかりで、日浦が参加した当時、唯一経験があったのは、最近チームに参加したばかりの浦崎一也(現・TEAM 9 NINEメンバーで映画『たいようのドロップキック』助監督。敬称略ね)ぐらい。。。
あとは皆さん、ほぼほぼ撮影現場をご存知ない方達ばかりでした。
そんな中で9つのチームが創り上げた【作品】を競ったわけです。
各チーム、友人知人はもちろん、親戚縁者まで動員して、優勝を(賞金20万円を?)狙って集票を頑張っていました。そんな中、奇跡が起きたんです。ありえない。だって、そんなはずないんですよ!
今宵はここらで良かろうかいっ(『西郷どん』西田敏行ナレ風)
To be continusd.(まだSista-Kとはすれ違ってもいない!)
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