花夢威映画まつり2022上映作品紹介③『YOSHI王-誕生編-』

映画『YOSHI王』なのである。

この作品を語る時、その経緯と製作過程について、どうしても語らない訳にはいかない。内容が少し長くなるのと、少しだけ暑苦しくなるのはご容赦いただきたい。

映画『YOSHI王 – 誕生編 – 』が製作されたのは2019年1月から。

その前年の年末、突然先輩のT監督から2019年4月29日開催の【第4回ドラゴン映画祭】に新作中編を出すようムチャ振りされ、『日浦明大、ここに有り!て映画を作ったらええねん!』

という啓示の様な言葉に導かれ、自分が昔から好んで観ていた血湧き肉躍るアクション映画を撮ろうと決め、幼馴染で古流武術師範だった垣本雅史氏(現・天庸流柔術 総師範)に武術監修を依頼し、プロデューサー就任を打診して二つ返事で快諾を得たのがムチャ振りから2日後のことだった(と思う)。

それから約4ヶ月で何とか仕上げ、第一弾上映を【ドラゴン映画祭】で何とか終えた。

構想2週間、脚本2週間、キャスティングとロケ地探しを並行して3月後半に撮影。
過酷な8日間の撮影の幕が上がりました。
中1日の撮休を挟み、早朝から深夜まで撮影が行われる日々。
3月の深夜の冷気は凄まじく、俳優の台詞に寒さで震えが入るほど。
そして、深夜撮影が終わると翌早朝からまた撮影。。。
ようやく、期間内にほぼ撮り終えた。全員が心から撮り切った事を喜んだはずだった。
しかし、編集してみると、どうしてもクライマックスに納得がいかない。
大切なクライマックスの戦闘シーン。
無理を言って4月20日に追加撮影を敢行。29日の上映に間に合わせた。。。

お陰様でドラゴン映画祭当日は、予想以上に会場に『YOSHI王』を観たいというお客様が来場され、結果入場制限を行わなければ危険と主催者が判断し、せっかく『YOSHI王』を観に来たのに観れなかったお客様も出る始末。。。その節は本当に申し訳ありませんでした。

その後も上映会を重ねます。その間、たった4ヶ月では出来なかった様々なアップデートを重ね、遂には映画館での劇場公開にたどり着きました。

私たちの熱い思いを注ぎ込んだ『YOSHI王-誕生編-』をどうぞご覧下さい。

『YOSHI王-誕生編-』監督・脚本・原作 日浦明大

『YOSHI王-誕生編-』あらすじ
会社員の森山 丈(もりやま じょう)は、古流武術・意天流体術の正統継承候補者・鹿御代 丈(かみしろ じょう)である。
3年前、意天流継承者の証で不思議な魔力を持つと言われる《ガガの碧石》を奪いに獅子堂 骸(ししどう がい)率いる《髑髏会》に道場を襲われて以降、丈と父・良夫、妹の雪らは散り散りに身を隠していた。
しかし、妹・雪が髑髏会に見つかり襲われた報せが丈の元に入る所から状況が一変する。
雪の救出に向かった丈が見たのは、謎の少年《YOSHI王》によって倒された髑髏会の猛者たちの姿だった。
YOSHI王は丈に、意天流の修練場に来るよう置き手紙していた。妹・雪の行方は?謎の魔石《碧石》とは?謎の少年・YOSHI王の正体は?
事態は風雲急を告げ、闘いの舞台へと男たちを誘う!

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