思いやりとやさしい気持ち☆
さて、いよいよです!8月24日がやってきました。
24日土曜、16時受付開始、16時半〜上映・トーク
という手順になります。
昨年、平成30年7月に撮影したこの短編映画『大きな木になりたい』。
撮影場所は、すべて大阪市内。北区、福島区、大正区で撮影致しました。どの撮影も必要なシーンですが、福島区では作品の全体的なイメージを作るのに特に重要なシーンの撮影が行われました。短い作品ですので、どのカットも思い出深いものですが、福島区は自分が住んでいる街であるだけに思い入れは大きいものがあります。
その福島区、しかもより自分の居住地に近い「野田」という地域でこの作品の上映をするのには、私自身、1つの「覚悟」を持って臨んでおります。
商売をしている訳でないなら、できれば自分の職業を地域の人に知らせるというのは抵抗があるものです。正直、最近までご近所の方にも積極的に伝えてはきませんでした。しかし、作品が映画館で興業として劇場公開していただくなど、多くの方に作品だけでなく、私自身を紹介していただく機会も増え、ちゃんと製作者が伝えていくことは大事なことだなと感じるようになりました。
作品に込めた思いを伝えるというのもそうですが、監督した以上、作品はやはり私の分身ですので、分身だけに頑張らせるのではなく、私自身もちゃんと前に出て伝えていかなきゃいけないなと、責任感のようなものを感じるようになりました。また、そうしていかないと作品も伝わっていかない現状もあります。有名な監督でも、何かを受賞した作品でも、有名な俳優が出演している訳でも、人気原作の映像化という訳でもありません。オリジナル脚本で、無名の監督が基本的には無名の俳優を使っての作品ばかりです。中には有名な女優さんにご出演頂いたりもありますが、それは稀な話ですし。
別に前に出たい訳では決してありません。
ただ、前に出てちゃんとしたいという、それだけなんですが、やはり顔を晒して前に出るには、それなりに覚悟がいるものです。そういうことで、腹を決めて前へ出ようと思っております。その表れの1つが、今回の「野田上映会」ということになります。
野田地域の町会長の皆様には掲示板への掲示を許可いただくなど、ご支援を頂きました。ありがとうございました。そうした方々へのご紹介を頂きました浪花屋菓子舗の田中さん、本当にありがとうございます。場所をご提供頂きましたcafe & space Marushinさん、ありがとうございます。
いよいよです。
作品をご覧いただき、大切な人を思いやる気持ちや誰かのためにできることを考える、そうしたことに思いを致すキッカケになればと切に願います。この作品は決して他人事ではありません。ご覧いただいた瞬間からあなた自身のお話になります。是非、あなたの大切なひとと一緒にご覧いただければと思います。
皆様のお越しを会場で楽しみにお待ちしております。
短編映画『大きな木になりたい』監督 日浦明大