Sista-Kとの出会い☆その7
ええ?!この企画、もう7回目?うーん、まだ全然話せてない気がする。。。
ただ、この映画『たいようのドロップキック』は完成まで不思議な繋がりの連続でした。
そのきっかけこそが、前回までお話した短編映画『二十才のお酒』での
松田花くんとの出会いだったし、そしてその母親であるSista-Kとの出会いがなければ
この作品は生まれませんでした。
さて、花くんをスパイスカレーのお店に連れて行って
弟・てんくんのレッスン終わりをコーヒーショップで待っていると
母親のSista-Kとてんくんが現れました。
Sista-K親子は京阪モールに行くというので、コーヒーショップを出て色々話をしながら歩いていると、てんくんが花くんを捕まえて遊び始めたので、OMMビルを出てすぐの辺りで、私とSista-Kが少し立ち話をしていました。その時のことです。彼女が突然私に切り出しました。
『監督って会社とかで仕事してはるんですか?』
突然、何だろう?と思いつつ、その当時の私はフリーでやっていたのでそう答えました。
『え、でも、PV(プロモーションビデオ)とかって、やっぱり映画とは違うんですよね?』
いやいや、実は前の会社では音楽に合わせてダンサブルな動きの映像を被せて行く
PVみたいな映像編集をライブ会場なんかで流すために制作してたので
PVは得意中の得意ですけど?と私が答えると
『ええ、そうなんですか?』
といった彼女の顔は少し嬉しそうにほころんだ気がした。
そのあと、少し言いにくそうに、お金がどれぐらいかかるのか尋ねて来た。
正直いって値段表があるわけでもないし、予算に合わせて撮影できれば
そんな高額でなくても大丈夫ですよ、と答えたと思う。
『ええ、そうなんやぁ…』
といって俯いた彼女は、しばらくして自分の今の活動状況について語り始めた。
彼女は今、事務所に所属しているが、基本的に売れるつもりがなく
歌えればいいし、それも子供達がいるので、
できれば外へ出る機会が増えるより
CDや楽曲が売れていってくれるだけでいい。
それでも所属事務所として、今年は本気出していってほしい
ということで色々と動くことになっていて
その中でPVも撮影して行く話が出ているのだという。
そういうことなら、ご協力できることはやりますよ
内心、仕事?ラッキーーー♪と思っているものの、
そんなことは分厚い面の皮でガッチリ隠しているつもりの私に彼女は、
すでにPV撮影は決まっていて、事務所の関係者が制作することになっているという。
ズコッ!どないやねん?!
ヨシモト張りにずっこけそうな私に、事情を説明し始めました。
それは彼女のことだけではなく、家族のこと、大切な人への思い
彼女の今の状況について、一生懸命に伝えてくれました。
どんな内容かというと…ということでお約束!
To be continued!
【その6を読み直す】
【その8へ続く】